御代は見てからの御支払い

真理(鋼)

 出口はありません
 悪しからず




 ぎんしろあか

ブラ←ロイ(鋼)

 尖ったフォ−ク
 卸したてのお皿
 あなたの心臓




 人指し指の二枚爪

リョ塚(テニス)

 あなたにも疵を残せればいいのに




 呼ばないで もう 振り返らないから

ロイ(鋼):ヒューズ没後

 暗い部屋
 握った鍵に伝染る体温
 広いと初めて知った
 寒い日




 Tag

紫鼠(6)


 期待しないで。
 君を手放す気なんかこれっぽちも無いんだから。

   Tag(鬼ごっこ) 意思の疎通って必要なの?




 地獄の淵までの旅路

瑠架*ショウ(悪黙)

 昨日の夜は
 君の花のような笑顔を思い出した

 花冷えの暁は
 少し寒くて何故か泣きそうになった

 朝露に湿った芝は
 確かに甘く僕を誘っていた

 藻掻く影に追い越されぬように

 冷たい躯を離さぬように




 両手万有引力

エド(鋼)

 地図を一つずつ塗り潰していくように
 昨日を取り返しにゆく




 間違い探し

ロイ(鋼)

 明日の天気をなんで俺に聞くんだ馬鹿




 ∧(cresc.)

小政(BASARA)

 あなたの荒れた唇の端を舐める仕草に熱が上がるんだ

   crescendo(だんだん強く) 止める術を教えて




 溺れる魚

チカダテ(BASARA)

 あの男の名を呼ぶおまえの生温かい咽喉笛を喰んでしまおうか




 足音を消して

紫→鼠(6)

 蛇口はしっかり締めなさいドアはきちんと閉めなさい
 そう云って君は僕の事も閉め出した




 きせき

イズミ(若木)

 よつ葉なんか探してるからいつまでも小者なんだお前は。




 死に至る病

カイン(伯爵カイン)

 ゆっくりと、角砂糖が舌の上で溶けるのを待っている




 鏡に映った殺意

忍←19(若木)

 ショウケースに飾られた様な
 あなたの綺麗な嘘を愛していた




 悪癖

Dino←Ash(B F)

 死亡欄にあなたの名前を探す朝










 /// title

増えたり減ったり草稿状態

彼女は海を見る(Be quiet !)  / お帰りはコチラ  / 君の熱に触れる  / 微睡む君の甘い罠 / 悦びの爪痕さえも  / さようなら また明日  / 砂礫の城から吹く風  / 独りきりの悪夢  / 正しいのはいつも君  / 裸足で硝子の海を渡るように  / 眠る麒麟の心象風景 / 美味しい真珠の作り方 / ご覧 素敵な素数を / 色彩を食べる獏 / 立ち止まってはいけません / 君に送り続けるよ / 半音先で待ち合わせ / どうしても / 繰り返すノイズ / 月下草とダンス / 地平線を越えて来る朝 / 君の天気予報 / 塗り込めてあげる  / 氷下の千年王国 / たとえば君が  / ぐずぐずに溶けて崩れて / 華燭前夜の過ちを / 頭の痛い日常は始まり、パレ−ドは続く / 飛び降りる場所は秘密 / 再びの慟哭 / 君の目覚ましはいつ鳴るの? / コントラストに気を付けて / ペンギンの泪 / カーテンに隠れた淑女 / 摩天楼に降る雨 / 手折られた白花 / 種明かしをしてあげる / 旅を続ける僕ら / 練習台には丁度いい / 塩が効きすぎです / 左廻りの時計 / 背中合わせの二人の距離と浸透圧 / 羊を数えるのは眼鏡越し / 後ろは森。さあ、どうする? / 確立変動のタマゴ / 伸びゆくテールランプの赤 / 独り寝の朝 月の足跡 / 心臓まで来たよ / 坂道の途中で / 雨降り午後は君の傘に入れてね / 点滅を繰り返す雪 / 内覧会へようこそ / 手繋ぎ鬼は唄う / 磁石のようには上手くいかないね / 我慢できない / のちに咲く彼岸花 / 滑り出す 狂い始める / 蒼天の雫 / ここで君を待っている / 水溜りへ融けゆく虹 / 声、渇れるままに / ちょうど食べ頃ですよ / 荊姫の憂鬱 / 約束は何処へ / 洩れ聞こえる心音 / 何色ですか? /